22118 人類文化学演習I
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森部 一 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 「タイの社会と文化」 |
講義内容 | 数百万年におよぶ進化の歴史をとおして、人類は他の地球生命には見られない独特の生活形態を形成し、発展させてきた。それが今日われわれを生かしている文化である。人類文化学演習Iは、そのような人類の生き方としての文化を、歴史、生活技術、思想、社会、宗教など様々な切り口から研究し、人類の自己理解を深めることを目的とする。また、人類の文化はたんに過去の産物ではなく、歴史的な形成物としてわれわれ自身が次の世代に受け継がせていくべきものである。したがって人類文化の今日的課題と次世代の子どもたちに継承させる将来像を考えさせ、討論させることもこの演習の課題のひとつとなる。 |
講義計画 | 東南アジアを知るための第一歩として、タイに関する入門書であると同時に専門書でもある『暮らしがわかるアジア読本タイ』(小野澤正喜編著1994年、河出書房新社)を用い、タイの社会や文化について幅広く学ぶ。このテキストは、タイ人研究者を含めて30数名の研究者の論考から構成されている。内容は、以下のような項目のもとに編成されている。1.タイ社会“解読”の手引き 2.日々の暮らし 3.仏教の伝統 4.文化のさまざまな顔 5.多様な民族集団 6.開発と変化の時代 7.タイと日本 〈演習の進め方〉 毎週、進む範囲を指定し、それを受講者全員で輪読し、理解しにくい部分や問題点を明らかにし、さらには要点を押さえる。勿論、あるテーマに関して手軽に参照できるおもしろい関連論文(タイに関するものであれ、タイの周辺地域に関するものであれ)があれば、寄り道してそれを取り上げて読んでいくといったやり方をしたい。 |
評価方法 | 出席、質疑応答、定期試験の結果を総合して評価する。 |
テキスト | 『暮らしがわかるアジア読本タイ』(小野澤正喜編著1994年)河出書房新社 |
その他 |