23123 心理人間学演習I13
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川浦 佐知子 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | アイデンティティ研究ゼミ |
講義内容 | 人間の発達、人間関係、環境との関わり、心の諸問題、学習、家族、文化など、教育学や心理学、人間関係論の領域におけるさまざまなテーマを選んで発表・討論するとともに、それらの問題と教育との関わりについて考察することを目的とする。 |
講義計画 | このゼミでは「アイデンティティ」を主要テーマとし、“私”とは何か、“自己”をどう定義づけるか、帰属感をめぐる問題、自己をどう社会、世界の中に位置づけるかといった問いに、質的リサーチ手法を用いてアプローチします。具体的には; ・青年期など様々なライフ・ステージにおいておこるアイデンティティの危機 ・社会的役割、人間関係(家族関係、友人関係など)の変化に伴う自己検討 ・異文化に触れるなど新しい体験によって引き起こされる自己変容 ・歴史的、社会的、個人的出来事(戦争体験、闘病体験など)をふりかえることを通しての自己理解 ・ジェンダー、国籍、人種、文化などが自己像に与える影響 などがリサーチ・トピックとなりえます。また夢など自分自身についてのデータをもとに、リサーチをすることも可能です(但し、この場合はかなり組織的アプローチが必要です)。データ収集は面談(インタビュー)を主とします。春学期中に研究テーマの洗い出し、文献収集とそのレビューを行います。秋学期にはパイロット・スタディとして数本のインタビューを行ない、レポートをまとめます。年度末の集中ゼミではそれぞれの研究について発表を行います。ゼミにおいては互いにフィードバックをしながら、各自の研究を研鑽することが望まれます。 |
評価方法 | ゼミ参加度、レポートにもとづく総合評価 |
テキスト | 『自己意識研究の現在』 梶田叡一編 |
その他 |