24111 日本文化学演習I1・2・3
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必 |
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通年 |
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4 |
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3 |
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櫻井 進 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 文化としての<装うこと>・<食べること>・<住まうこと> |
講義内容 | 日本文化、日本文学、日本語学、日本語教育の分野において、テーマを絞った上で、主要文献を読み進めながら、討論を行う。日本文化という共通の軸を中心に、人間とは何かという根元的課題にせまるべく、人類に共通の課題としてそれぞれのテーマを掘り下げていく。同時に、選択したテーマをいかに享受していくかという問題にも触れていく。資料を収集することや、分析を行うことを訓練しつつ、レポートにまとめあげることを学習する。 |
講義計画 | 私たちにとって最も身近な文化である<装うこと>・<食べること>・<住まうこと>(衣食住)をテーマとして設定します。これらの行為は人間が自然とどう関わり、また、人間どうしがどのような関係を築いていくかに関わっています。扱う素材は、芸術・芸能・文学・建築・都市・インテリア・食事・民俗・ファッション・映画・アニメ等幅広い領域にわたります。 春学期は、<装うこと>・<食べること>・<住まうこと>に関わる基本的な著作・論文を、分担して発表し、討論を行っていきます。このとき重要なのは、参加者自身がみずからの感覚にもとづいて問題を見いだし、自由に発想し、感じ、既成の考え方や感覚から脱却してゆくことです。そうした新しい発想によって、今まで見えなかった文化のありかたに目を開いてゆくことです。そして、さまざまな文献やテクスト(文字で書かれたものには限定しません)を読解して視野を広めていっていただき、同時に、指導教員とのチュートリアル(個人指導)を含めて、研究プロジェクト(卒業論文)につながるテーマを見つけていきます。 秋学期は、春学期に<装うこと>・<食べること>・<住まうこと>について得た認識や知識を基礎として、各人が自分の関心のあるテーマを見つけ、そのテーマに関する発表をしていただき、参加者との間で自由な討論を行っていきます。そして、そこで発見したテーマが研究プロジェクトにつながるようなチュートリアルを行います。 なお、ゼミの発表の2週間前から演習指導を行い、一週間前には、他の参加者に読んでもらう資料が配布するようにします。3回程度の事前指導を行います。 【テクスト】石毛直道『食の文明論』(中公新書)・渡辺武信『住まい方の実践』(中公新書)など。 |
評価方法 | ゼミでの発表(30%)・レポート(春・秋各35%) |
テキスト | |
その他 |