24116 日本文化学演習I
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美濃部 重克 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 中世文学研究 |
講義内容 | 日本文化、日本文学、日本語学、日本語教育の分野において、テーマを絞った上で、主要文献を読みすすみながら、討論を行う。日本という共通の軸を中心に、人間とは何かという根元的課題にせまるべく、人類に共通の課題として、それぞれのテーマを掘り下げていく。同時に、選択したテーマをいかに享受していくかという問題にも触れていく。資料を収集することや、分析を行うことを訓練しつつ、レポートにまとめあげることを学習する。 『平家物語』『閑居友』『とはずがたり』『方丈記』『長谷寺観音験記』『宇治拾遺物語』についての分析的解釈の訓練を通して中世文学に関する論文を書くちからを養うことを目的とする。そのいずれも、王朝の文学的な伝統の上に立ちつつ、中世的な歴史社会の現実とそこに生きる人々の感情の価値化を目的として、中世の文学様式を模索した結果としての表現であって、そこに中世的文学のさまざまな現れを見ることができる。そこからどのような文学に関する問題を引き出すことができるか、受講生は各人その試みをすることになる。また、以上のように古典を扱うかたわら、文学のテキストの分析的解釈力を養うことを目的に近代・現代の小説をもとりあげる。 担当者はクラスでは助言者として振る舞うことになる。 |
講義計画 | はじめに担当者が上記作品のうちいずれかひとつを取り上げて、発表の仕方の手本を示す。あとは受講者が自らの能力をもって試行錯誤を繰り返し、かつ時間をかけての調査と思考の結果をクラスで発表することになる。 |
評価方法 | 評価は、発表内容そして他の発表者の発表時における発言に基づいて行なわれる。 |
テキスト | その都度指示する。 |
その他 |