71803 現代産業論(自動車産業論)1・2
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選 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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3・4 |
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願興寺 浩之 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 「日本の自動車産業の特質と課題」 |
講義内容 | 日本の自動車産業は今、量的にも質的にも一つの転換期を迎えつつある。一方では、国内生産について これ迄の様な右肩上りの成長が期待できず、他方では、海外生産の拡大により国際関係も単なる通商関係を超えて各国の産業社会政策も含めたものへと深化しつつある。 こうした経営環境変化の中で、自動車産業はどのような歴史的変質を迫られているのか。また、完成車メーカーを中心に今どういう取組みが進められているのか。こうした視点からの産業の実像をトヨタを例に整理し、その中から中長期的な問題点と課題を抽出し対応の方向を考えてみたい。 |
講義計画 | 全体を2つに区分し、春、秋学期それぞれ12回で構成する。 春学期については、自動車産業についての基本的な事実関係を確認した上で、それに相応しい産業の役割なり責任について、80年代の米国の空洞化と90年代の再出発を例に具体的に考える。 次いで、戦後の産業形成過程を製造販売そして労使関係の側面からレビューし、自動車産業の特質を明らかにする。 秋学期については、現在自動車産業が直面する課題を中長期的視点から整理し、将来に向けて健全な産業活動を持続していくための収益構造改革や商品企画・営業の革新そして環境との共存など様々な経営課題を、経営リソーセスを構成する3要素すなわち人、モノ、金の3つの視点から考えていく。 |
評価方法 | 毎回講義終了時に提出する自由意見と、テーマレポートから評価する。なお出席回数も参考とする。 |
テキスト | レジメを講義時に配布 |
その他 |