22586 地域の文化と歴史(オセアニア)
|
選 |
|
春学期 |
|
2 |
|
2〜4 |
|
石井 眞夫 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | オセアニア世界の民族誌 |
講義内容 | オセアニアは海洋世界である。オセアニアへの人類の居住は、それまで人類が経験しなかった新たな地平への適応でもある。この講義では、一方でそうしたオセアニア文化の人類史的意義を考えながら、オセアニアの住民の文化誌、すなわち東オーストロネシア諸族の民族誌を通じて、その特徴である海洋文化と農耕文化について考えて行く。 |
講義計画 | 1.オセアニア研究の意義とオセアニア世界の概要 2.大陸と3つのネシア世界:オセアニア住民の起源 3.南海の楽園幻想と西欧文化:イメージの中のオセアニア 4.オーストロネシアとは何か:マレー=ポリネシア文化研究のはじまり 5.オセアニア世界の奇跡:ラピタ文化の発見と展開 6.海と農耕に生きる:ラピタ文化の特徴と意義 7.大航海をした人びと:ラピタ文化とポリネシアへの人類の植民 8.ふたつのオセアニア世界:メラネシアとポリネシア 9.遅れた農耕と進歩した農耕?:根茎栽培農耕と稲作農耕 10.栽培植物は食物なのか?:農耕文化のイデオロギー 11.巨大ヤムに憑かれた人びと:ヤム芋栽培の民族誌その1 12.ヤム芋栽培を捨てた人びと:ヤム芋栽培の民族誌その2 |
評価方法 | 試験による |
テキスト | テキストなし、参考文献は講義中に指示する |
その他 |