南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
4
担当者
日野水 憲
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 英語の複語(Complex Words)の構造を考える
講義内容  演習Iに引き続き、各学問分野の基礎的概念、方法論を学ぶとともに、それぞれの研究領域に関する知識と研究方法、研究動向に関する知見をさらに深める。平行して、受講生は個々の関心に従い研究テーマを設定し、必要な資料・文献を集め、批判的に検討し、一つの卒業論文にまとめる。
講義計画  「混成語」の構造を取り上げる。混成語は、今日では科学技術の発達とともに、日常的に用いられ、また、合成されているが、その派生に関する条件は、必ずしも明白ではない。Kelly(1998)の論文を手がかりに、混成語の形態的、音韻的、意味的、統語的性質を明らかにして、今後、合成されうる「混成語」とは、いかなる形をとるかを考えたい。
 Kelly(1998)を輪読し、その資料を詳細に検討していく。その過程で、形態論の問題意識、また、分析方法について、言及する。春学期には、卒業論文のテーマを選び、秋学期には、論文の指導に時間を費やすつもりである。
評価方法 授業の参加と貢献度の総合評価、および、卒業論文
テキスト Kelly, M. H. (1998) To "brunch" or to "brench" : some aspects of blend structure.
 Linguistics, 36-3, 579-90.
 そのほか、Adams, V. (2001) Complex Words in English. Harlow, England : Pearson Education.を参考書として勧めます。
その他