92219 地域考古学研究(朝鮮半島・東アジア)
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1・2 |
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伊藤 秋男 |
講義題目 | 朝鮮半島の古墳文化 |
開講キャンパス | |
講義内容 | 朝鮮半島の考古学、年代的には原三国から新羅統一時代の物質文化、とくに装身具・生活用品・武具・馬具・工具・農具などを個別に詳述し、そこから帰納される三国時代史の東アジア世界における実像を明らかにするとともに、日本の古代史との関連から伽耶諸国の実態と前方後円墳をめぐる諸問題に触れたい。さらにこの講義において、考古学研究の資源化と編年という観点から内容を発展させるため、担当者の滞ドイツ時代の研究成果を副本的に触れるとともに、ドイツ考古学における資料の資源化の実態をも紹介する。 |
講義計画 | おおよそ次の内容にそって講義を展開する予定である。 1).担当者の滞ドイツ時代の研究環境とドイツ式資料整理 2).ドイツにおける考古資料の資源化と学位論文の内容構成 3).ドイツと日本の考古学研究施設・その比較と諸問題 4).担当者の学位論文(新羅古墳文化)・その内容と成果 5).朝鮮半島の古墳分布と特質・時代区分など 6).新羅古墳の物質文化とその分類(概要) 7).新羅古墳発見の金製耳飾・その型式分類をめぐって 8).新羅古墳発見のガラス容器 9).新羅古墳発見の甲冑と東アジアの武具文化 10).新羅古墳の特質と前方後円墳をめぐる諸問題 11).新羅古墳の編年研究の実例と研究の客観的な成果とは 12).朝鮮半島考古学における暦年代の比定研究 |
評価方法 | レポートと口答試問 |
テキスト | |
その他 | A.ITO, Zur Chronologie der fr殄sillazeitlichen Gr鈎er in S歸korea (1971). |