南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
原口 芳明
講義題目
開講キャンパス
講義内容  障害児教育の中でもとりわけ学習者中心の教育観を学ぶとともに、特に重度重複障害児との関わりに重要となる、障害児に対する非言語的・身体的アプローチについて理解を深めることを目的とする。本科目では最初に、障害児(特に発達遅滞や脳性まひ)の心理や指導法の基礎を学び、次に障害児の人間性を尊重した教育観や教育方法について理論的に学ぶ。次に、障害児の「からだ」に触れていく体験的な教育方法(動作法、ボディワークなど)を学ぶことを通して、教育者が障害児に対して“ふれる”ことによる関わりの重要性について、理論と体験の両方から学ぶ。
講義計画 主な内容を以下に示した。講義およびディスカッションによる理論的な学習とともに、体験学習をとおして学ぶことを目的とする。

・教育の原点としての障害児教育
・障害児の育ちと障害児教育
・障害児教育と教師・援助者
・重度重複障害児の特性と心理
・重度重複障害児への教育・援助
・障害児教育における「からだ」からのアプローチ
・「からだ」からのアプローチの実際(静的弛緩誘導法、動作法などを中心に)
・援助者の「からだ」体験(ボディワーク、フォーカシングなど)
評価方法 授業への参加状況、体験学習でのふりかえり、および最終レポートによる。
テキスト
その他 参考文献はその都度紹介するが、立川博 著「教育としての静的弛緩誘導法」(御茶の水書房、2003)は基本的な文献として一読をお勧めする。