11231 憲法1・2
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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1〜2 |
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愛敬 浩二 |
他の科目との関連 | 憲法1と憲法2は同じ内容のため、重複履修はできない。 |
他学科履修 | 可 |
副題 | 憲法からみる現代日本の政治と社会 |
講義内容 | 具体的な政治・社会問題を憲法学の観点から考察することによって、憲法学の基本知識と法学的な思考方法について学習する。また、現代日本の政治・社会を規範的な観点から分析・評価する能力の習得を課題とする。 裁判所の判決や新聞記事など身近な問題を素材にしながら、様々な政治問題・社会問題を憲法学的な観点から考察する。具体的事実を丁寧に分析することで、法律学に親しんでいない学生でも興味が持てる授業にしたい。また、日本国憲法の制定過程や戦後改憲論の動向等を分析することで、日本の戦後政治史に関する基礎知識を提供したいと思う。 |
講義計画 | ほぼ次の順序で進める 1 芸術への公金支出——「憲法的思惟」のためのイントロダクション 2 人権と違憲審査制 3 尊属殺重罰規定違憲判決 4 法人の人権?——「人権」をまじめに考える 5 私人間における人権の保障 6 日本文化と憲法——政教分離 7 自衛官合祀事件 8 国民代表の観念 9 裁判の独立 10 日本国憲法の生誕 11 改憲論の系譜と現在の改憲論——戦後憲法史概観 12 平和主義の現実的可能性 |
評価方法 | 筆記試験による。ただし、レポートや小レポートを課す場合がある。詳細は開講時に指示する。 |
テキスト | 樋口陽一『三訂 憲法入門』勁草書房 【そ の 他】 現代日本の政治・社会に関心を持つと、本講義もずいぶんと分かりやすくなるはずである。テレビのニュースだけではなく、なるべく新聞にも目を通すようにしよう。 |
その他 |