11466 総合政策論III(政治変動論)
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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3〜4 |
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田中 恭子 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
講義内容 | シンガポール共和国は、太平洋戦争中後、脱植民地支配過程に入り、1959年に自治に移行、63年にマレーシア連邦に加入して144年にわたる植民地の歴史を終えたものの、65年にはマレーシアから分離独立するという曲折があった。独立後は、めざましい経済発展によって東南アジア唯一の先進国となっている。この講義では、脱植民地過程から先進国となるまでのシンガポールの政治・社会の構造変動を検討し、東南アジアの脱植民地過程と経済発展、これに絡む華人問題、国際環境について理解を深める。 |
講義計画 | 1 歴史的背景──英帝国の中継貿易港 2 イギリスの戦後計画と華人コミュニティ 3 冷戦と「非常事態」 4 マラヤ連邦の自治・独立 5 シンガポール自治への行程──言語問題と国籍問題 6 人民行動党 7 マラヤとの合併問題 8 マレーシア連邦の形成 9 シンガポール共和国の独立と国際環境 10 ASEAN創設とシンガポール 11 「華人国家」と中国 12 経済成長と社会変動 |
評価方法 | |
テキスト | 教科書:田中恭子『国家と移民』名古屋大学出版会、2002年 参考書:田中恭子『シンガポールの奇跡』中公新書、1984年 田村慶子『シンガポールの国家形成』明石書店、2002年 ギャリー・ロダン『シンガポール工業化の政治経済学』三一書房、1992年 岩崎育夫『華人資本の政治経済学』東洋経済新報社、1997年 大原始子『シンガポールの言葉と社会』三元社、1997年 金子芳樹『マレーシアの政治とエスニシティ』晃洋書房、2001年 |
その他 |