00569 教育・文化における人間の尊厳
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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岡地 稔 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 断章からの人間像── 西洋古代・中世における── |
講義内容 | 本講義では「人間の尊厳」を教育ないしはそれを包含する文化活動一般の領域から考察する。そのために、現代の教育理論と教育システムにおいて人間がどのように捉えられているかについて、また人格形成のための有効な方法について学び、現代の教育事情の問題点とこれからの課題を「人間の尊厳」との関連から考察する。また、個人や社会を啓蒙する文化の領域、たとえば文学や芸術において人間の問題がどのように扱われているかを検討する。 |
講義計画 | 危機的状況の中にあって、また逆境の中にあって、あるいは平穏な中にも将来が見通せない状況にあって、人は何を考え、どう生きたか。この講義では西洋古代・中世の時代に生きた人々が書き記した一文や、語ったといわれることばを紹介し、それが書かれ語られた時代背景、書き手・語り手の心性などを考えていきたい。取り上げる人物はスキピオ、カエサル、タキトゥス、サルウィアヌス、カッシオドルス、シドニウス・アポリナーレス、トゥールのグレゴリウス、カール大帝、ドゥオーダ、エンゲルベルガらの予定。 |
評価方法 | レポート提出または筆記試験による。 |
テキスト | 使用せず。プリント配布。 |
その他 |