22481 認識の枠組み
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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伊勢田 哲治 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 社会科学の哲学 |
講義内容 | 今回のこの授業では、社会科学(この授業で主に念頭に置くのは社会学)の方法論や社会科学と社会の関わりをめぐるさまざまな問題を哲学の視点から分析する。社会科学の内部では、社会科学を自然科学に近づけていこうとする流れと、社会科学の独自性を主張して独自の方法論を組み立てていこうとする流れが存在してきた。両者の対立は、そもそも社会とはなにかというイメージについての対立、社会について何を知りたいのかという点での対立、科学とはどうあるべきかについての対立、そして社会科学は社会とどう関わっているのか、関わるべきかについての対立などをはらんでいる。本授業の狙いは、社会調査の方法論についての基礎的な知識を身につけながら、そうした大問題について全体的な見通しを持ってもらうことである。 |
講義計画 | 主な授業の流れは以下の通り (1)社会科学は科学と呼べるのか (2)社会とはなにか (3)社会調査のさまざまな方法(統計的手法・参与観察・エスノメソドロジー等) (4)社会科学と社会的価値 |
評価方法 | 成績評価は授業途中の小テストと最後のテストで行う。 |
テキスト | 伊勢田哲治『疑似科学と科学の哲学』名大出版会 |
その他 | 社会科学についても哲学についても特に予備知識を前提とせずに授業を行うが、参考書にあげた書籍程度の科学哲学の予備知識があった方がより理解が深まる。 |