南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
4
担当者
横山 輝雄
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 環境哲学・景観哲学
講義内容  数百万年におよぶ進化の歴史をとおして、人類は他の地球生命には見られない独特の生活形態を形成し、発展させてきた。それが今日われわれを生かしている文化である。本演習は、そのような人類の生き方としての文化を、歴史、生活技術、思想、社会、宗教など様々な切り口から研究し、人類の自己理解を深めることを目的とする。また、人類の文化はたんに過去の産物ではなく、歴史的な形成物としてわれわれ自身が次の世代に受け継がせていくべきものである。したがって人類文化の今日的課題と次世代の子どもたちに継承させる将来像を考えさせ、討論させることもこの演習の課題のひとつとなる。
講義計画  本演習では、「環境哲学」「景観哲学」に関する論文や著書を読んで、同じ問題に対していくつかの異なった見解があることを知り、それらの間の違いを理解したうえで自分の見解を持つこと、そしてそれを正確に表現できるようになることを目的とする。まず春学期は、テキストの各章ごとに内容を担当者に報告してもらい、それについて討論する。
 同時に各自のテーマについて研究を進める。秋学期は、「研究プロジェクト」を完成させるために各自論文をまとめる。他の参加者の報告を受けて、それについて討論も行なう。
評価方法 授業への出席と、報告などの参加状況、および提出論文による。
テキスト 桑子敏雄『環境の哲学』(講談社学術文庫)、安彦一恵・佐藤康邦編『風景の哲学』(ナカニシヤ出版)他
その他