南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
安田 文吉
他の科目との関連
他学科履修
副題 浮世草子の研究
講義内容  近世文化の特色の一つは印刷文化。朝鮮半島からもたらされた銅活字を木活字に換え、さらに上代以来寺院のみで行われてきた整版印刷を行うことにより、大量の書物出版が可能になった。また、寺子屋などにより読み書きが教えられ、町人も庶民も読書の習慣が広まった。結果、仮名草子、浮世草子、読本、洒落本、滑稽本、人情本、赤本、黒本、青本、黄表紙、合巻などの諸分野の諸本が出版された。本講義では、井原西鶴の浮世草子『好色一代男』を中心に、草子類を取り上げ、その創作意図を含め、近世前期の文化も併せて、作品を読み解いていく。
講義計画 近世文化とは
井原西鶴論
近松門左衛門論
松尾芭蕉論
以下『好色一代男』を、第一巻から読み解く
『好色一代男』の創作意図
その他草子類の読解と鑑賞。
近世前期文化論
評価方法 口述試験
テキスト 毎回印刷物配布
その他