24905 日本文化学演習I
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必 |
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細 谷 博 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 近代・現代文学研究 |
講義内容 | 「小説の終焉」が語られるいまこそ、われわれ自身の近代・現代における人間認識をあらわし、様々な〈生〉のかたちを表現してきた近代・現代の文学作品をじっくりと味わい、人間とことばについて理解を深めよう。 近代・現代文学の読解、批評、研究を行なう。まずはしっかりと作品を読み取り、注目した箇所や疑問点をめぐって考えをまとめ、さらにそれを自己の解釈として他に向けて表現する力を身につける。すぐれた批評や研究を学び、ゼミのメンバーの意見に耳を傾け、討論しつつ、さらに理解を深めていく。 なにより作品を丁寧に読みたいと思う者、読むこと、そして書くことを通して、何事かをたしかに考えてみようと思う者を対象とする演習である。自己の〈読み〉の力——言葉による人間の把握力と、他者へ向けての表現力をつちかう場としての参加を望む。 各自の研究テーマは、言語表現をともなうものであれば選択は自由。近代以降、現在に至るまでのさまざまな〈表現〉にふれて、今の自分にはこれしかないと思うものを見出すこと。 漫画、映画、歌詞付きの音楽などの表現領域も研究対象として認める。 |
講義計画 | 前期は、夏目漱石の作品を対象として、着実に読み、考え、書き、発表しあうことを学ぶ。 後期は、各自の選んだテーマに従って進める。 1 作品読解、研究方法入門 2 担当課題、発表日程の決定 3 口頭発表、質疑応答 4 面接による個別指導 5 論文(レポート)2本提出(春・秋、秋は各自のテーマ) |
評価方法 | 担当発表、レジュメ、質疑応答、レポート等から総合的に評価する。 |
テキスト | 前期:夏目漱石『彼岸過迄』、『行人』(ともに新潮文庫)、その他 後期:各自のテーマから選択 【そ の 他】発表を担当したときには個別指導を行う。その他随時面接。 |
その他 |