92313 身体技法研究
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1・2 |
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榎本 鐘司 |
講義題目 | |
開講キャンパス | |
講義内容 | 日本の伝統的な芸能文化や武道において、身体の「技法」は、「心法」とは不可分に捉えられている。つまり、「身体技法」とは、「身体技術」というよりいっそう、「心」のコントロールや表現との関係を意識しての用法である。したがって、近代の身体運動技術論では除外されてきた「呼吸法」や「静坐法」、「発声法」(掛け声)などの身体技法は、本科目でとくに重視される内容である。本科目では、まず、東洋的な身体論を概観する。次に、「身体技法」を、競技(勝負)系身体技法、表現系身体技法、瞑想系身体技法と分類して概説する。事例としては、まず武道の身体技法を取り上げ、その身体技法の意味論や歴史的変化について考察し、それから遡及される日本の伝統芸能の身体技法や、道教の呼吸法や導引法などについても理解を深めることとする。 |
講義計画 | 1、学習指導要領における「体ほぐし」の導入について 2、「からだ」の自分史について 3、身体技術(セントラルな身体)と身体技法(マージナルな身体) 4、身体技法の分類(研究方法への導入) 5、日本的といわれる身体技法に関しての事例研究 6、アジア的といわれる身体技法について 7、身体技法に関する文献講読 8、身体技法実習 9、課題演習 |
評価方法 | 課題演習と並行して当該課題に関するレポートを作成すること。このレポートによって評価する。 |
テキスト | 『ファシリテーター・トレーニング』津村・石田編、ナカニシヤ出版 『〈身〉の構造』市川 浩 |
その他 | 参考書として以下の文献については、ここに掲載しておかなければならないであろう。 『身体』湯浅泰雄 『感性の覚醒』・『共通感覚論』・『哲学の現在』中村雄二郎 『精神としての身体』市川 浩 『型』源 了圓 『しぐさの日本文化』多田道太郎 叢書『身体と文化』野村雅一他 『身体の構築学』福島真人他 『気の構造』赤塚行雄 『気 流れる身体』石田秀実 『学びの身体技法』佐藤 学 『からだを生きる』久保 健他、創文企画 『身体感覚を取り戻す』斎藤 孝、NHKブックス 『わざの伝承』金子明友 『五輪書』岩波文庫 『兵法家伝書』岩波文庫 |