11225 環境生物学1・2
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選必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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1〜 |
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江田 信豊 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | |
講義内容 | 本講義は生物学、生態学、環境学などの概念を講義によって知識として習得するだけではなく、自らの手で実際に「実験」を行い、観察することでより認識を深めていく科目である。たとえば、生命現象の基本単位である細胞を観察することにより、生物学の基礎知識を学ぶ。その後、単細胞生物より多細胞生物への進化はどのように行われ、現在のヒトに受け継がれていくのかを実際に原生動物やヒドラの体制を観察することによって理解する。また、近年生物指標(BiologicalIndex)としての昆虫が注目されており、都市環境や里山環境、さらには温暖化の指標種として昆虫が扱われている。本講の中では昆虫の多様性と進化を学ぶことで「指標種としての昆虫」の意味を探る。また、愛知万博のテーマにもなっている「共生」の概念を講義と実験により理解することを目的としている。 |
講義計画 | 1. 光学顕微鏡の使用方法 材料:ムクゲの2年茎断面、ツバキの葉の断面 2・3 生命の基本単位 細胞の観察(実験) タマネギの体細胞分裂の観察 4. 昆虫の多様性と環境指標としての昆虫 5. 実体顕微鏡の使用方法 6・7 昆虫の体の仕組み(実験) モンシロチョウの外部形態について 8. 共生の概念 愛知万博と海上の森(人と自然の共生について) 9・10 昆虫と共生する原生動物の観察(実験) シロアリと共生する原生動物の観察 11・12 単細胞生物と多細胞生物の戦略の相違(実験) ヒドラの体の仕組み 13. まとめ |
評価方法 | レポートと出席で総合的に評価する。 |
テキスト | 授業中にプリントを配布すると共に参考図書については授業で示す。 |
その他 |