00526 思想史に学ぶ人間の尊厳5、6
|
選必 |
|
春学期 秋学期 |
|
2 |
|
2〜4 |
|
柳澤 田実 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 「人間」概念再考 |
授業概要 | 人間は人間である限り尊重されなければならない。あるいはこうも言えるでしょう。人間は無条件に尊敬の対象であると。「尊厳」とは、こうしたrespectの根拠であり、まさに人間が人間である所以だと言えるのではないでしょうか?以上のような理解に立ち、本講義では、人間を人間であらしめている何か、すなわち人間の条件として想定される事柄を一つ一つ検討し、「人間の尊厳」という、この極めて重要な理念に接近を試みたいと思います。講義は、基本的にはギリシア哲学やキリスト教思想に基づきますが、それらを積極的に現代の諸議論(アレント、レヴィナス、フーコー、デリダ、アガンベンなど)と比較検討することによって、またしばしば関連する映像資料なども参照することによって、アクチュアルな「人間」再考の可能性を目指します。 |
学修目標 | そもそも人間であるとはいかなることなのか、という根本的な問いについて哲学的に考察する |
授業計画 | 1.理性 ─ 人間はロゴス的な動物である 1 2.言葉 ─ 人間はロゴス的な動物である 2 3.政治 ─ 人間は政治的な動物である 4.意志 ─ 人間は自由である 5.愛 ─ 人間は愛する 6.人格 ─ 人間には人格がある 7.主体 ─ 人間は主体になる 8.神 ─ 他者によって人間になる1 9.隣人 ─ 他者によって人間になる2 10.動物 ─ 他者によって人間になる3 |
評価方法 | 出席態度、小レポート、期末レポートの総合評価。 |
テキスト | 毎回資料を配布します。随時映像資料使用予定。 |
その他 |