00557 性と生命における人間の尊厳6、7
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選必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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加藤 太喜子 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 生命倫理学への招待 |
授業概要 | 本講義では「人間の尊厳」に関連して、性や生命の問題を倫理の観点から考察する。そのために、従来の生命観がいかなるものであったかを検討し、また現代を性と生命に対する考え方が著しく変化しつつある時代として捉え、この変化に関わる様々な要因、たとえばジェンダーの問題や性意識あるいは結婚観の変化を考察し、また急激な進歩を遂げている生命科学や医療技術のあり方、そしてそれに呼応するかたちで展開している生命科学論や生命倫理学の内容がいかなるものであるかを検討する。 |
学修目標 | 生命倫理学の領域で問題となっていることがらを理解するために必要な用語、背景、先行事例などの基本的知識をまず身につける。こういった基本的知識を踏まえて、多様な考え方をも含め問題となっていることがらについて考察する力、異なる考え方をも含めて理解する力を養う。 |
授業計画 | 初めの2回ほどで、生命倫理学(バイオエシックス)の成り立ちを概説する。その後、(1)インフォームド・コンセント (2)脳死と移植医療 (3)生殖補助医療技術(人工授精、体外受精、代理母) (4)人工妊娠中絶 (5)出生前診断 (6)優生思想 (7)リプロダクティブヘルス・ライツといった項目に従って、重要な事例や事件を紹介し、これらの問題の是非を考える際に最低限どのような問題を考慮しなければならないか、多様な論点を紹介していく。 |
評価方法 | 期末試験および期末試験時に提出のレポートにより評価する。 |
テキスト | プリントを配布する。 |
その他 |