南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
横山 輝雄
他の科目との関連
履修対象学科
副題 進化論と人間の問題
授業概要  進化論が科学的な形で成立したのは19世紀のダーウィン以降であるが、自然界における人間の問題は、それ以前に古代から議論されてきた。人間を「高等」動物としてとらえたり、「存在の連鎖」の中に位置づけたりすることがヨーロッパで行われていた。それに対して、日本や中国などの東アジアでは、それとは異なった自然観があり、進化論の受容に影響を与えている。本講義では、進化論を比較文化的な観点から考えていく。
学修目標 進化論が科学の中でどのような性格をもっているのか、人間観、環境観とどうつながっているのかを学ぶことが学修目標である。
授業計画 1.生物学の歴史における進化論
2.古代中世の生命観
3.近代の生物学と進化論の先駆者
4.ラマルクと進化論
5.ダーウィンの進化論
6.社会進化論
7.進化論と宗教
8.進化論と遺伝学
9.進化総合説の成立
10.現代進化論の理論的諸問題
11.社会生物学論争・創造説論争
12.日本における進化論と環境観
評価方法 主として定期試験(筆答)による。
テキスト
その他