南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
薫 祥哲
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要  自然資源や環境は、経済活動を行う上でのインプットであると同時に、人々は環境アメニティーに高い価値を見出している。これまでの経済分析は製品消費からのメリットを追求してきたが、消費に伴う廃棄物の問題や資源の枯渇問題などにはあまり着目して来なかった。この授業では、さまざまなゴミ問題やリサイクル法規制を中心に議論する。どうして廃棄物処理の問題が発生し、再資源化(リサイクル)などの対策が有効なのかを考える。また、一般の人々はどのくらい環境保全や改善を評価しているのかについて、その価値測定手法を紹介しながら環境資源の有効利用を考える。
学修目標  ゴミのリサイクルをはじめ、すべての環境改善努力にはコストが伴う事を理解し、コストに見合ったメリットが得られるかどうかといった費用対効果分析の思考が出来るようになることを目標とする。また、環境の価値付けをするためにはどのような評価手法が存在し、なぜこれらの手法が重要なのかを理解してもらいたい。
授業計画  個々のトピックごとに主としてテキストから講義を行うが、関連のある新聞記事などのリーディングや追加的な教材も多数利用する。出来るだけ身近な例を紹介していく。
評価方法  定期試験
テキスト ・細田衛二著「グッズとバッズの経済学—循環型社会の基本原理—」、東洋経済新報社、2000年
・和田憲昌訳「新しい環境経済学—持続可能な発展の理論—」(第3章「環境の経済的評価」)、ダイヤモンド社、1994年
その他