22132 人類文化学演習I、II
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必 |
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春学期 秋学期 |
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横山 輝雄 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 環境哲学・景観哲学 |
授業概要 | 数百万年におよぶ進化の歴史をとおして、人類は他の地球生命には見られない独特の生活形態を形成し、発展させてきた。それが今日われわれを生かしている文化である。本演習は、そのような人類の生き方としての文化を、歴史、生活技術、思想、社会、宗教など様々な切り口から研究し、人類の自己理解を深めることを目的とする。また、人類の文化はたんに過去の産物ではなく、歴史的な形成物としてわれわれ自身が次の世代に受け継がせていくべきものである。 |
学修目標 | 人類文化の今日的課題と次世代の子どもたちに継承させる将来像を考えさせ、討論させることがこの演習の学修目標である。 |
授業計画 | 本演習では、「環境哲学」「景観哲学」に関する論文や著書を読んで、同じ問題に対していくつかの異なった見解があることを知り、それらの間の違いを理解したうえで自分の見解を持つこと、そしてそれを正確に表現できるようになることを目的とする。まず春学期は、テキストの各章ごとに内容を担当者に報告してもらい、それについて討論する。また各人が自分の研究テーマの候補について文献を探し夏休みに研究を進める。秋学期は、各自が選んだテーマについてレポートを作成する。そこでのテーマとしては、自然の権利、世代間倫理、空間の解釈と風景の創造、原生自然と伝統、水族館・動物園をめぐる問題、地名と住居表示、公共空間の景観などの現代的問題や、アメリカの環境思想、伝統的自然観と近代的自然観念の比較等がある。 |
評価方法 | 授業への出席と、報告などの参加状況、およびレポートによる。 |
テキスト | 桑子敏雄『環境の哲学』(講談社学術文庫)、安彦一恵・佐藤康邦編『風景の哲学』(ナカニシヤ出版)他 |
その他 |