23441 カウンセリング的対話
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選 |
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春学期 |
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3 |
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2〜4 |
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楠本 和彦 中野 清 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 人と人が向き合い、わかりあい、共感していく「対話」を、悩みを持つ人に対する援助的技法としての「カウンセリング」の観点を含めながら、実習・討議・VTRなどを通して捉えていく。 「対話」とは、言葉を単なるコミュニケーションの道具として使用するに止めず、対等な立場で、お互いがお互いの存在に関心をもって向かい合っている関係である。そのような「対話」のもつ意味を考え、その精神を基礎にして、援助的なアプローチの一つである「カウンセリング」をも視野にいれて、自分のありかたや他の人との関係に目を向けようとする。 |
学修目標 | 「対話」、「カウンセリング」、「援助」の3つのテーマについて取り上げる。「対話」に関しては、「対話」という概念、言葉を相手に届けることなどの講義や実習を通して、対話について考えていく。「カウンセリング」に関しては、カウンセリング場面のVTRを見たり、カウンセリングの事例検討、コミュニケーションの実習などから、カウンセリングおよび、自分の援助的コミュニケーションのありようについて学ぶ。「援助」に関しては、マザーテレサやがん患者の心理的なサポートグループのドキュメンタリーVTRを材料に、「援助」のポイントや援助する側と受け手との関係などについて、考えていく。 |
授業計画 | 2コマ連続の授業である。 体験学習方式で行うため、学習状況を勘案しながら、授業計画を作成していく。そのため、若干の授業内容の変更は起こりうる。 次のような内容を取り扱う。 1.カウンセリングとは?対話とは?援助とは?について、個人と小グループで考え、まとめる 2.人間観、対話観についての検討と講義 3.カウンセリングの基礎についての講義 4.対話すること、聴くこと、共感すること、援助することに関する実習 5.VTRの視聴とその検討 6.カウンセリング的対話の自己理論に向けて |
評価方法 | グループ学習を中心に行うので、全出席を原則とする。出席状況と数度の課題および期末レポートを総合的に評価する。なお、2回以上欠席した場合は追加課題の提出を求める。追加課題が提出されない場合は、Fとなる。PF方式で評価する。 |
テキスト | 特に用いない。ただし、講義中に参考文献を紹介するので、積極的に活用することを期待する。 |
その他 | 旧科目名「カウンセリング的対話I」。 |