42402 スペイン文学特殊研究A、B
|
選 |
|
春学期 秋学期 |
|
2 |
|
3・4 |
|
K田 哲康 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | スペインの社会と文化 |
授業概要 | スペインのアイデンティティと自己の確立という問題の本質を鋭く洞察した現代スペインを代表する思想家ミゲル・デ・ウナムーノ(1864−1936)の思想について、『生粋主義をめぐって』(1895)、『殉教者、聖マヌエル・ブエノ』(1931)などの作品分析を通して、概観する。これと同時にウナムーノ思想が当時のスペイン社会に与えた影響や今日におけるそれについても考える。 |
学修目標 | スペイン独自の多面的文化と、その形成に大きな影響を与えたスペイン精神について、ウナムーノの作品を読み込むことで体系的に学ぶ。個性的なスペイン文化の本質を、思想家ミゲル・デ・ウナムーノのスペイン論等を核としながら、全体と個、文化と人を具体的に結びつけていきたい。 【講義計画】1.ウナムーノの生涯とスペイン社会 2.スペイン問題 3.『生粋主義をめぐって』(1895) (1)ヨーロッパ主義 4.『生粋主義をめぐって』(1895) (2)宗教的危機 5.『生粋主義をめぐって』(1895) (3)スペイン主義 6.1898年の世代 7.『殉教者、聖マヌエル・ブエノ』(1931) (1)「苦悩」の概念について 8.『殉教者、聖マヌエル・ブエノ』(1931) (2)ウナムーノにおける死生観 9.『殉教者、聖マヌエル・ブエノ』(1931) (3)ウナムーノにおける宗教観 10.『生の悲劇的感情』(1913) 11.ウナムーノと現代社会 |
授業計画 | |
評価方法 | 出席状況、レポート等による総合評価 |
テキスト | プリント |
その他 |