81197 不法行為法
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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伊藤 高義 |
他の科目との関連 | 民法各科目 |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | (1)不法行為法は、自動車事故や医療事故による死傷、公害、名誉・プライバシー侵害など、他人の生命・身体・人格や財産権を侵害する行為に対する損害賠償責任についてのルールです。 民法(民法典)の不法行為の規定は、第3編の中の709条から724条にすぎません。しかし、損害の公平な分担に向けて多くの判例や学説が積み重ねられてきています。 (2)授業では、このような判例・学説の到達点を基礎にして、民法が定める不法行為法の要件・効果について学びます。 (3)自動車事故の損害賠償や製造物責任などに重要な特別法がありますが、授業では補足的にのみ触れます。 |
学修目標 | 教科書に即して、不法行為法の基礎的な知識と基本的な判例の動向をつかむことです。 |
授業計画 | 1.不法行為法の位置づけ 2.不法行為の成立要件 (1)故意または過失 (2)違法性 (3)因果関係 (4)損害の発生 3.不法行為の効果 4.特殊な不法行為 下記教科書を用い、ほぼこの教科書の記述の順にそって進めます。主としてレクチャーにより、事例(裁判例や設例)や設問を補います。 |
評価方法 | 基本的には定期試験で評価します。講義の理解度を確認する趣旨で、発問を行い、途中で小テストも行って、評価に加味することも検討します。 |
テキスト | 加藤雅信〔著〕『事務管理・不当利得・不法行為』新民法体系V、有斐閣 |
その他 | 授業では、教科書、六法を持参すること |