南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2
担当者
長谷川 利治
稲垣 直樹
野呂 昌満
真野 芳久
宮澤 元
後藤 邦夫
河野 浩之
張 漢明
金 知俊
青山 幹雄
蜂巣 吉成
杉原 桂太
藤井 勝之
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題
授業概要 専門的な事柄を説明する際、論理的でわかりやすく他人に伝えるためには文書作成の能力が不可欠である。本講義では、情報を表現する手段としての文書作成技術を学ぶ。まず基本的な文書作成の規則について、次に論理的でわかりやすい文書の作成方法を学ぶ。その後いくつかの専門的内容について学習し、それらに対するレポートとして実際に文書作成を行うことにより情報表現の能力を身につける。
学修目標 1.日本語として受け入れられる表現を用いることができる。
2.文体、構成が統一されたレポートを作成できる。
3.曖昧な表現のないレポートを作成できる。
4.文章を論理的に表現できる。
5.数理的な表現を用いることができる。
6.実験または調査の結果をレポートとしてまとめることができる。
7.数理情報学で使われる基本用語を理解している。
8.理系の文章の満たすべき性質を知っている。
9.発表のための発表資料・原稿を的確に作成できる。
授業計画 各週の講義は、講義(60分)+レポート(30分)で構成される。

第1週:(長谷川)レポート作成法について(全般:論文の構成)+小レポート(普通の文書)
  典型的な論文の構成順序について、引用と剽窃など
第2週:(稲垣)レポート作成法について(全般:執筆・推敲)+小レポート(レポートらしく)
  人が読みたくなる文章とは
  総合レポート課題を提示<下記の各要素を含む議論を題材に.A4版5枚程度>
第3週:(野呂)手順とアルゴリズム+小レポート
  流れ図など
第4週:(真野)プログラムの書き方+小レポート
  プログラム表現を含む記述
第5週:(宮澤)概念図の書き方+小レポート
  キャプションタイトル、システム構成図、軸・凡例、比較表など
第6週:(後藤)数式・グラフの書き方+小レポート
  数式、番号、参照、グラフ(対数)など
第7週:(河野)参考文献の探し方+小レポート
  情報検索、参考文献の書き方
第8週:(張)文章の論理構造(全般)+小レポート(説明、説得のできる文書)
  起承転結、パラグラフ展開、主語・述語、係り受け、接続詞など
第9週:(金)プレゼンテーション法+小レポート
  効果的なプレゼンテーション、適切な枚数、構成順序など
第10週:(青山)ソフトウェア工学に関する文章の書き方+小レポート
第11週:(教員4名)チーム別指導
  総合レポート課題に対するレポート提出(LaTeXもしくはOpenOfficeで作成)5名ないし6名からな  るチームを構成し、チーム内でレポートを交換し、評価基準を満たしているか相互チェックを行う
第12週:(教員4名)チーム別指導
  個人評価用レポート提出(チェック済みレポート+修正レポート)。
  チーム内で個人評価用レポートを題材に、チーム評価用レポート作成を行う
第13週:(教員4名)チーム別指導
  チーム評価用レポート提出(紙版+PDF版を提出)
  チーム別プレゼンテーション評価(各グループ内で、1チーム10分を基準に行う)
第14週:(教員4名)選抜チームによるプレゼンテーション評価
  グループ評価用レポート提出
評価方法 授業中に行なうレポートとプレゼンテーションにより評価する。
テキスト 木下 是雄、「理科系の作文技術」、中公新書

【その他】この科目は、次のJABEE対応コース「情報技術専修コース(情報通信学科・情報システム数理学科)」の学習・教育目標に対応する。(F)
その他