94031 社会調査法
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1・2 |
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松戸 武彦 |
講義題目 | |
開講キャンパス | 瀬戸キャンパス サテライトキャンパス |
授業概要 | 政策立案や政策提言のために必要な社会調査の技法とその代表的な分析手法を中心に次のような内容について講義を行う。それは、(1)統計資料を初めとした既存資料の収集および分析の方法、(2)アンケート調査や聞き取り調査に用いる調査票の作成、サンプリングの方法等一次データの収集法、さらに、(3)フィールド調査による人間社会を取り巻くさまざまな情報の収集法等である。なお、本講義では実際の調査事例を取り上げ、パソコンを利用してそのデータ処理の実践的な手法も取り扱う。 |
学修目標 | アンケート調査に関する質問文を適切に作成することができる。SPSSなどの統計パッケージを使用し、簡単な分析ができる。聴取調査の概要を体験できる。 |
授業計画 | 1.質問紙調査を設計、実施するための技法の修得。以下の4パートを順次展開する。 仮説の設定:自分たちでテーマを設定し、そのテーマに即した実証すべき仮説を設定する。その場合既存文献に当たるなどして仮説のリアリティ、あるいは、研究上の意義をも検討する。 サンプリング:無作為抽出の基礎を学ぶ。 ワーディング:質問文を実際に作成する。その際、注意すべき事項を取り上げ、簡単な調査を実際に行う。その結果を検討し、質問作成上の技能を修得する。 統計アプリケーションソフトを使った結果の分析。ここでは、SPSSを使用し、単純集計、クロス集計表の見方から始め、多変量解析の初歩までを実際にやってみる。 2.既存統計の利用。既存統計の利用の仕方を基本的な部分に限定して検討する。 その際、各種統計資料等をどのように自分のレポートに取り入れていくか、および既存資料の加工などについて実習する。 3.聴取調査の実際:聴取調査を実施する場合の注意点を検討し、実際に試みる。聴き取ったこと、また、補助的に集めた資料をどのようにまとめていくかを体験する。 最終的に、講義参加者全体で一つのテーマを設定し、実査してみる。 |
評価方法 | レポートによる評価が中心であるが、講義への積極的参加が不可欠。積極的貢献度を評価に一定の割合で組み込む。 |
テキスト | 授業で指示 |
その他 | 実際に質問紙を作るというような共同作業を必要とするので、責任感に裏打ちされた積極的参加が不可欠。 |