96711 情報分析科学研究I
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選 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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1・2 |
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國田 寛 杉浦 洋 |
講義題目 | 数値解析と関数解析の基礎 |
開講キャンパス | 瀬戸キャンパス(春)、サテライトキャンパス(秋) |
授業概要 | この講義は、数値解析学への応用を意識した関数解析学への入門である。数値解析学は、関数近似、数値積分や線形方程式、微分方程式、積分方程式などの方程式の計算機による解法を扱う。それらは基本的には連続量を符号化し操作する技法である。現代数値解析学の基礎のひとつは、関数解析であり、関数の符号化と操作を基礎づける。これにより、有限次元の問題から関数方程式までを見渡す、統一した視点が得られる。 |
学修目標 | 関数解析の諸概念について理解する。 関数解析の数値解析への応用について知る。 |
授業計画 | 第1回:位相空間、位相ベクトル空間 第2回:ノルム空間、距離空間 第3回:内積空間 第4回:完備空間 第5回:Banach空間とHilbert空間 第6回:補間理論 第7回:Fourier展開 第8回:最良近似 第9回:線形作用素 第10回:線形作用素方程式と逆作用素 第11回:縮小写像原理 第12回:反復法とその収束判定 第13回:関数方程式の反復解法 第14回:一様有界原理とHahn-Banach定理 第15回:数値積分法 |
評価方法 | 演習とレポート。 |
テキスト | 適宜、プリントを配布。 |
その他 | 参考文献 V.I. Lebedev: An Introduction to Functional Analysis and Computational Mathematics, Birkhaャuser (1997)。 鈴木千里:数値関数解析の基礎、森北出版(2001) |