南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3〜
担当者
鳥巣 義文
他の科目との関連
履修対象学科
副題 キリスト教的な人間観の基礎—イエスの思想について—
講義内容  南山大学の教育、研究の基礎をなすキリスト教的ヒューマニズムを身につけるために、キリスト教の歴史やその中心的な教えを旧約聖書・新約聖書に基づいて考察する。イエス・キリストの人となりやその教えを理解することにより、人間の文化的活動の根底にある宗教的ヒューマニズムを学ぶ機会を提供する。
学修目標 現代の私たちの人間観を反省するための比較対象として、キリスト教的人間観の原点にあるイエスを観察する。そのために、(1)イエスの記録である福音書の特徴を把握する。(2)イエスの活動状況を確認する。(3)イエスの思想を確認する。(4)キリスト教的人間理解の特徴を把握する。この一連の観察をとおして、(5)現代の私たちの人間観との共通点や相違点について考える。
講義計画 次のような計画に従って展開する。
1.オリエンテーション
2.歴史的資料について
3.福音書の特徴と読み方について
4.付論—新約聖書と聖典
5.イエスの生涯について
6.イエスの活動から(1)
7.イエスの活動から(2)
8.イエスの活動から(3)
9.付論—イエスと宗教者
10.神の国の福音とは何か
11.イエスの神理解について
12.イエスの死と復活について
13.付論—キリスト教と諸宗教
14.まとめ
15.定期試験
評価方法 出席(2割)と定期試験(8割)により評価する。定期試験は筆記試験。
テキスト 講義中に適時プリントを配布する。また、新約聖書を使用する。
その他 毎回、簡単なリアクションペーパーを提出してもらう。