06144 アジアとの出会い4
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選必 |
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秋学期 |
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2 |
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1〜4 |
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宮沢 千尋 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | アジアとの出会い |
講義内容 | 狭義の「東アジア」の共通点は儒教文化圏であるということだが日本・中国・朝鮮・ベトナムと国によってあり方はさまざまである。例えば日本には科挙試験がなかったし、逆に朝鮮では本来誰でも受けてよいはずの科挙に合格者を輩出する「両班」が身分化して、上流階級として国を支配した。このような儒教文化圏が、西欧列強によって侵略の危機を迎えた時、各国は手持ちの知識をどのように状況に適応させようとしたか比較してみたい。 |
学修目標 | 1.儒教文化圏でも国によって取り入れ方が違っていることを理解する。 2.儒教=「封建的」=良くないものというのは思いこみであることを理解する。 3.西欧列強の脅威に対して、儒教知識人たちは「革新」派と「守旧派」に別れたが「革新」派も儒教と完全に訣別したのではなく、手持ちの儒教知識を応用しようとしたことを理解する。 |
講義計画 | 1.儒教とは何だ?なぜ東アジアに生まれたのか?儒教は宗教なのか? 2.「お葬式=お寺」の思い違い(映画鑑賞) 3〜5.科挙=世界一の試験地獄。しかも実用性がない。儒教と女性 6〜11.西欧列強の武力に抵抗する方法。各国ごとの反応 12〜14.よみがえる伝統『春秋公羊伝』儒教のユートピア「大同世界」 15.まとめ |
評価方法 | 試験(リアクションペーパーで出席を取ったり、成績をつけることはしない)。 |
テキスト | 指定図書 |
その他 | 出席は学生諸君の自由である。教室を講義を聞く気もないのに出てきて友人とのおしゃべりや待ち合わせの場に使う者は制裁を受ける。デート気分の者も同様 |