南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2
担当者
鳥巣 義文
他の科目との関連 既にドイツ語の基礎を学んでおり、さらに磨きをかけたい履修者向きです。しかし、ドイツ語の基礎を今学期学び始めた人も履修可とします。
他学科履修
副題 ドイツ語で始めるキリスト教思想の研究
講義内容 本演習では、キリスト教思想の中から、神論の分野を中心にして文献研究を行ないます。カール=ハインツ・オーリヒの『三つのペルソナにおける一つの神』という1999年に公刊された著作を講読し、意見交換します。この文献研究を通して、「神」をめぐる重要な課題について学びます。
学修目標 本演習は、次の目標をもっています。(1)ドイツ語の文献読解力の修得。また(2)キリスト教思想における専門用語の修得を目指します。その際に、(3)「神」をめぐる問題提起と解答に関連する歴史的モデルをいくつか読み解き、さらに(3)現代の私たちはこのテーマをどう考えるのかについて意見交換をして、理解を深めるようにします。
講義計画 本演習は次のような展開で進めます。
〈基礎演習III〉
1 オリエンテーション
2〜4 文献と専門用語に関する予備的解説
5〜13 発表と意見交換
14 まとめとレポート作成上の助言
15 定期試験(レポート提出)

〈基礎演習IV〉
1 オリエンテーション
2〜4 文献と「神」理解に関する歴史的また現代的視座からの解説
5〜13 発表と意見交換
14 まとめとレポート作成上の助言
15 定期試験(レポート提出)
評価方法 出席と議論への参加状況(2割)、発表と意見交換をもとにした定期試験(レポート提出)(8割)によって評価する。
テキスト Karl=Heinz Ohlig, Ein Gott in drei Personen? Vom Vater Jesu zum der Trinita¨t, Mainz/Luzern 1999.(英語訳:One or three? From the father of Jesus to the trinity, Frankfurt am Main [Peter Lang] 2002.)

【その他】留意事項:指定したドイツ語文献を講読します。また授業の中で、関連文献を追加します。次の諸点に心がけてください。(1)受講者は、オリエンテーションにて割り当てられた箇所の翻訳をしてもらいます。したがって準備が大切です。(2)発表に当たった受講者はA4用紙の発表原稿をワードプロセッサで作成し、発表原稿のコピーを他の受講者と講義担当者に配布してください。(3)発表の後に、全員で意見交換し、講義担当者が追加質問またレポート作成へ向けて助言などをします。
その他