南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
青柳 宏
他の科目との関連 「人類文化学基礎論B」、「言語学概論A」などの科目で理論言語学の基礎を既修、または並行履修していることが望ましい。
他学科履修 (その他)参照
副題  世界のさまざまな言語と普遍文法。
講義内容  ヒトという種が生得的知識として普遍文法(Universal Grammar)を有するという生成文法の仮説をもとに言語類型論を考える。
 その数が3,000とも5,000とも、場合によっては、10,000ともいわれる世界の言語は、それぞれが特徴を持っている一方、系統的に関係がなくても、その歴史的変化や統語構造に驚くほどの類似点がみられる場合がある。本講義では、可能な限りさまざまな言語の実態に触れながら、このような類似点をどう見つけ出し、どう説明するかを考える。
学修目標 1.日本語や英語といった身近な言語だけでなく、他のさまざまな言語に目を向けてもらう。
2.世界の言語には多様性があるばかりか、系統的に無関係な言語間にも普遍性があることに気づいてもらう。
講義計画 1.イントロダクション〜世界に言語はいくつあるか?
2.音韻のバリエーション〜その1
3.音韻のバリエーション〜その2
4.言語の変化〜その1
5.言語の変化〜その2
6.言語の再建〜その1
7.言語の再建〜その2
8.言語と文字〜その1
9.言語と文字〜その2
10.構文のバリエーション〜その1
11.構文のバリエーション〜その2
12.構文のバリエーション〜その3
13.構文のバリエーション〜その4
14.まとめ
15.期末試験
評価方法  中間課題20%、期末試験80%。
テキスト  適宜プリントを配付する予定。
その他 日本文化学科生以外は他学科履修可。
日本文化学科生は、24351言語学概論Bに登録すること。
[参考文献](日本語で読めるもののみ)
1.『世界言語文化図鑑』 バーナード・コムリー、他 東洋書林。
2.『言語学百科事典』 ディビッド・クリスタル 大修館書店。
3.『世界の言語と日本語』 角田太作 くろしお出版。
4.『世界の言語ガイドブック1、2』 東京外大語学研究所(編) 三省堂。