23131 心理人間学演習I、II
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必 |
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春学期 秋学期 |
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津村 俊充 |
他の科目との関連 | 人間関係プロセス論(グループプロセス)、心理学実験I、II、心理測定法、社会心理学を履修していることが望ましい。 |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 社会心理学研究 |
講義内容 | 日常生活の中で、「なぜ?」と感じた疑問に自ら問いかけ、これまでの研究成果を調べながら、調査・実験等を行い、その疑問に対する答えを導き出す研究に取り組む。極力、研究テーマとしては、リアルな人間関係(フィールド)に焦点をあて、問題の現状を把握し、その問題の改善策などの計画と実践を行い、その関係や風土の変革に取り組むこと(アクションリサーチ)をめざしたい。3年次(心理人間学演習I/II)の年間の取り組みは、研究法の基礎を学びながら、レポートとしてまとめ、研究プロジェクトの一歩を踏み出す。演習では、受講者一人ひとりの問題解決能力を身につけると共に、受講者同士の関係(グループ)にも焦点をあて“今ここ”での関係の変革にも意識的に取り組む。ゼミ合宿などの学生による自主的な企画への参加も期待している(春、夏予定)。 |
学修目標 | 心理学的な事象への科学的な研究アプローチを修得することをめざしている。そのために、論文の理解力と批判力を身につけるとともに、受講者一人ひとりが研究計画力とデータ分析力を高め、一つの論文として論述する力の育成をめざしている。また、各授業では、パワーポイントを活用した発表を行うことによって、プレゼンテーション能力の向上もめざす。 |
講義計画 | 春学期には、各個人の関心事に基づき、文献を調べ、これまでの研究論文から学び、自分の研究計画を立てる。研究に対する問題意識として、単に調査をして調べるだけでなく、自分や対人関係、グループ・ダイナミックスなどの問題の変革に取り組むようなアクションリサーチになることをめざしたい。秋学期には、質問紙調査や実験を実施、データを分析し、最終的には研究報告書としてまとめることを求める。 年間の授業計画としては、以下の通りである。 心理人間学演習I 1.授業のオリエンテーシュン 2.図書館にて文献検索に関するガイダンス 3.〜9.各自が関心をもった研究論文の紹介とディスカッション 10.〜14.研究計画の立案と発表 心理人間学演習II 1.〜3.研究計画の確定 4.〜9.文献の発表と各自の質問紙調査等の実施 10.〜14.調査データの分析と報告書の作成 |
評価方法 | 授業への参加度、討論への関与度、および提出された研究報告書により総合的に評価する。 |
テキスト | 授業の展開に合わせて、適宜指示する。 【その他】ゼミ生は、社会心理学ゼミ履修生グループとして、ともに学ぶ一つのグループを形成するわけであり、受講者同士の関係にも焦点をあて“今ここ”での関係の変革に意識的に取り組みたい。4年生と3年生とのメンタリングという1対1関係を作ることによって、ともに学ぶ関係を促進する。夏・春に行われるゼミ合宿には、全員参加すること。 |
その他 |