24162 日本文化学演習III、IV
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必 |
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春学期 秋学期 |
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櫻井 進 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | |
講義内容 | このゼミでは、現代日本の社会と文化の現状と歴史的系譜に関するさまざまなテーマを議論していきたいと思います。そこで、もっとも重要なのは、参加者自身がみずからの内側から問題を発見することです。現実は、多様で複雑ですから、多元的な学問方法・リサーチのしかたが要求されます。 いま、ここで(現実や意識・無意識の中)おこっていることにひたすら目を向け、声を聴き取ってください。われわれは、知らず知らずのうちに、さまざまな問題に関心を持ち、心をひかれ、あるいは悩ませています。そして、多くの場合、そのことに気がつかないでいます。大切なのは、テーマを狭く限定することではありません。広く、自分自身が関心をひかれ、面白い、楽しいと思うことに気づき、自らを築くことです。 |
学修目標 | 現代日本社会の認識の方法を学ぶ。 |
講義計画 | 年間で、最低3回以上の個別発表をしていただきます。そのテーマは、そのときどき、自分自身が深く関心をひかれたことを選んでください。「『知ること』は『感じる』ことの半分も重要ではない」(レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』)のです。自分自身の鋭敏な感性で問題を発見し、問題を解決してください。そのことが自己発見・自己成長につながります。 ゼミの方法として参加型学習の方法を一部取り入れ、参加者の主体的・積極的な参加を促します。また、このことは、自分自身が社会に出てから、ネットワークや企画を立て、人と関わるときに、有効な訓練となるでしょう。また、ゼミでは、ライフ・デザイン、キャリア教育を取り入れ、たんに就職活動支援にとどまらないキャリア支援を行います。 発表テーマは、各自決めていただきますが、想定されるものとしては、今年度の発表を参考にすれば、現代社会論・都市空間論・音楽・絵画・映画・アニメ・文学・身体表現(化粧・服飾・アクセサリー)・食事・NGO・国際協力・思想・民俗学※などがあり、一つの傾向としては、身近で、ささやかなものから入っていく場合が多いようです。 春学期・秋学期を通じて、研究プロジェクト作成に向けた個別のカウンセリングを行い、研究プロジェクトの完成をめざします。 春学期、秋学期とも 1.オリエンテーション 2〜14.個別発表 15.レポート |
評価方法 | 春学期:レポート(100%) 秋学期:発表(100%) |
テキスト | テクストは指定しません。いま、ここで(現実や意識・無意識の中)おこっていることの社会的・歴史的コンテクストそのものがテクストであり、参加者自らが、もっとも深く関心をひかれることそのものがテクストです。したがって、テクストは、文字テクストだけではなく、社会的現象・映像・音楽・都市という空間・民俗的世界など多岐にわたります。 |
その他 |