24451 王朝文学研究
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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大井田 晴彦 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 伊勢物語を読む |
講義内容 | 『伊勢物語』は、日本の古典文学の代表的な傑作として広く親しまれ、後代の文学や美術に大きな影響を与えてきた。中学・高校の教科書でもおなじみの作品だが、必ずしも充分に読み解かれてきたとは言えず、新たな解釈の余地が大いに残されていると思われる。本講義では、重要な段を取り上げ、丁寧に読み直すことで、解釈の刷新をめざす。また、物語の主題として自明のように言われてきた「みやび」とは何か、あらためて問い直したい。 |
学修目標 | 作品の読解を通して、古典文学についての基礎的知識を習得し、本文の正確な解釈力を深めたい。 |
講義計画 | 1.物語とは何か。物語における和歌。 9.斎宮章段をめぐって。 2.成立と作者。 10.物語の主題「みやび」をめぐって。 3.業平像の虚実。 11.古註釈の世界。 4.初段の意味するもの。 12.伊勢物語から源氏物語へ。 5.二条后章段をめぐって。 6.東下り章段をめぐって。 7.惟喬親王と紀有常。 8.母伊都内親王と兄行平。 |
評価方法 | 期末試験によるが、数回のレポートまたは小テストを行う。 |
テキスト | 文庫本(岩波・角川など)でよいから、原文で読めるテキストを用意すること。 |
その他 |