41367 演習IV
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秋学期 |
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宮川 佳三 |
他の科目との関連 | 日米関係論、国際関係論の基礎(日本とアメリカ)、国際機構論、 政治学BI、アメリカの外交、国際関係論 |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 「国際社会とアメリカ:日米関係のために」(4) |
講義内容 | アメリカは「新」大陸を舞台としてヨーロッパとは違う行き方をする国として誕生した。「旧世界」=ヨーロッパで生まれた新しい政治思想・哲学を新しい環境で育て上げることで国として成長した。その間特にヨーロッパとの関係を注意深く保ち、徐々に国際社会でその存在を大きなものにしてきた。正に20世紀はそのアメリカの世紀になった。日本はその20世紀に国際社会に、特にアジアにその存在を徐々に大きなものにした。20世紀半ばにはこの二つの国は「勝者」と「敗者」になり、特に日本はアメリカにその生活様式を合わせることに徹してきた。 1990年代の脱冷戦、東アジアの状況と日米関係、日米の新しい防衛関係、「テロ戦争」と日米関係を軸に日本とアメリカ、そして国際社会の関係を整理し、21世紀の日本の国際社会での役割を考える材料を提供する。 |
学修目標 | 日本のこれからの国際社会での役割を考えるためには何が必要なのか、を知る必要がある。そのためには何よりも日本が国際社会と付き合うようになった1853年の「ペリー来航」以来、日本はアメリカとの関係に左右されてきた。そのアメリカについて上記のアメリカの成長・発展を確実に整理する事にする。そして日米関係をよりよく知ることが出来る基礎を造る。 |
講義計画 | アメリカの国際社会については、1年半の勉強を終えたとはいえ、まだ十分な知識を持っていないと思われるので、日本語で書かれた「アメリカ外交史」「日米関係史」の本を読んでもらい(自習)、授業で使用する英文の資料を各自に(前もって予定を組む)報告・説明・発表をしてもらい、質問・返答を組み合わせた授業を展開する。 担当者(宮川)の追加説明・講義が、学生の作業を助ける目的で、行われる。 [授業概要]で示したアメリカ外交の発展と日米関係の発展・成長・変化を1990年代から今日までの期間で整理を助けるための学習の場を提供する。 授業では今日のアメリカ外交、日本外交、日米関係、国際社会の問題に常に言及し、歴史展望の中でそれらを考える機会を持つ。 この演習では、日本語と英語の二言語を使用言語とします。徐々に英語の使用割合が増えるようにしたい。 |
評価方法 | 使用英文論文の分担発表、クラスへの貢献、定期試験を総合的に評価する。 |
テキスト | アメリカ外交(史)及び日米関係(史)を扱った英文論文。アメリカ外交、日米関係に関する新聞記事・卒業論文。有賀真也編 『概説アメリカ外交史』(有斐閣)有賀真也編『概説日米関係史』(有斐閣) |
その他 |