42006 ラテンアメリカの文化
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必 |
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秋学期 |
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2 |
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1 |
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加藤 隆浩 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | ラテンアメリカ文化を学ぶためのウォーミング・アップ |
講義内容 | ラテンアメリカ(以下、ラ米)について知っている事柄を挙げてみてください。「どんな項目でも可」という但し書きを付けても20個以上すぐに列挙できる人は稀でしょう。残念なことに高校までの教育ではラ米についてはこれまでほとんど無視されてきたし、日常生活においてもいくつかの例外を除けば、その地域の事柄が話題にのぼることはほとんどありませんでした。一言でいえば、ラ米は常に脇役を押し付けられ、そこに関心が向けられなかったというわけです。では、ラ米はそれほどまでに退屈で、とるに足りない世界なのでしょうか。その地域の面白さの具体的な話は授業に譲るとして、それを研究することの意義については少し指摘しておかなければならないでしょう。ちょっと比喩的に言えば、それは、万年脇役だったラ米にスポットを当てそれを分析することで、逆に主役(=これまで「世界」をリードしてきたと考えられるもの)や、それとラ米との関わり、あるいはストーリー全体の流れを従来とは異なった脇役の角度から眺め再検討するというものです。「文化を学ぶ」とは、まずは硬直した見方から自己を開放することから始まります。 |
学修目標 | ラテンアメリカを知ること、その面白さを知ること |
講義計画 | 受講生は、前もって以下のテーマで配付される資料を読み、毎週、その内容に関する短いコメントを用意しなければなりません。講義はそのコメントをめぐって行われます。 1.地理 2.歴史 3.社会 4.政治 5.経済 6.宗教 7.文学 8.美術 9.国際関係 10.音楽 11.スポーツ 12.世界遺産 13.観光 14.大衆文化 15.食 など |
評価方法 | 特製「ラテンアメリカ常識テスト」に合格し、さらに数回のレポート、学期末テストの点数によります。 |
テキスト | プリントを配布します。 |
その他 | 柔軟な思考を持たなければ「何でもあり」のラ米の面白味は半減すると思います。 |