51663 外書講読(理論と情報)B
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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荒井 好和 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | EUの金融統合について学ぶ |
講義内容 | 1980年代後半以降、金融の自由化が急速に進んだEUでは、国境を越える銀行統合が活発に行われるようになってきている。その結果、銀行業の効率性は高まったものの、他方で金融市場の集中度の変化にみられるように、経済厚生は負の影響を受けつつある。この講義では、EUにおける金融市場の変化と、それが銀行監督等の信用秩序維持政策に与えた影響を学ぶ。 |
学修目標 | この講義は、金融のいわばミクロ的側面を取り上げるものである。金融自由化による銀行統合が、各経済主体にどのような影響を与えるかを、EU経済に即して理解することが狙いである。 |
講義計画 | 1〜4.Economic significance of banking sector consolidation 5〜8.Banking integration and consolidation 9〜14.The EU supervisory framework |
評価方法 | 毎回の報告(80%)と定期試験(20%)で評価する。 |
テキスト | European Commission,Integration and Consolidation in EU Banking,2005. 資料は当方で用意する。 |
その他 | (1)言うまでもなく、外書講読は英語を学ぶのではなく、英語という手段で経済を学ぶものである。毎回、該当箇所に目を通してこなければ、講義そのものが成り立たない。具体的な講義の進め方については、初回の講義時に指示するが、内容を正確に理解することに努めたい。また、内容の理解を深めるために、絶えずミクロ経済学の入門書(ミクロ経済学で使用する教科書)を参照して欲しい。また、金融論、国際経済学などの学科科目をあらかじめ履修しておくことが望ましい。 (2)なお、受講を希望する学生は、授業開始に先立って、外務省ホームページに掲載されているEUに関する基礎知識を読んでおくことが望ましい。アドレスは下記のとおりである。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/eu/kiso.html |