【科目コード】97629
【科目名称】国際投資
【担当者】竹澤 直哉
【単位数】2 【配当年次】1秋・2 【開講期】春学期
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【授業概要】
本科目は、企業の国際市場における投資に対して、グローバルなリスク分散やリスクヘッジについて、学ぶことを主な目的とする。このときに、為替、先物、カントリーリスクおよび取引の信用リスクなどを総合的に国際投資を管理する方法論をICAPMの理論などを交えながら学ぶ。授業は教科書とケーススタディを教材に使いながら、プレゼンテーション、ディスカッション、講義及び演習を通して投資理論の理解について深める。
【到達目標】
グローバルな資金調達と国際分散投資などを使うことによって、さまざまリスクを管理するメリットを実際の市場動向をICAPM理論を中心に理解し、投資家および企業がどのように国際資本市場を最大限に活用する知識を身につけることを目標とする。
【授業計画】
1.
国際資本市場
資本市場の復習と国際資本市場の役割について学ぶ。
(ア)課題提出
2.
国際資本市場
(ア)プレゼンテーション
3.
為替・消費CAPM
為替が果たす役割および消費CAPMモデルについて学ぶ。
(ア)課題提出
4.
為替・消費CAPM
(ア)プレゼンテーション
5.
ベータ・ICAPM
国際資本市場におけるCAPMの役割とベータリスクの捕らえ方について討論を行う。
(ア)課題提出
6.
ベータ・ICAPM
(ア)プレゼンテーション
7.
国際分散投資
国際的に分散投資をする利点と方法について学び、その有用性について討論を行う。
(ア)課題提出
8.
国際分散投資
(ア)プレゼンテーション
9.
ADR・Cross Sectional Trading
ADRの役割やCross Section
Trading を行うことによる利点について、討論を行う。
(ア)課題提出
10.
ADR・Cross Sectional Trading
(ア)プレゼンテーション
11.
国際リスクマネージメント
国際分散投資を行うときのリスクマネージメントについての留意点について、討論を行う。
(ア)課題提出
12.
最終プレゼンテーション準備
最終プレゼンテーションへのフィードバック。
13.
最終プレゼンテーション
(ア)最終レポート提出
14.
最終プレゼンテーション
【評価方法】
筆記試験 20%
中間試験 10%
期末試験 10%
提出物 15%
最終レポート 5%
課題 10%
授業への貢献度 30%
討論への貢献度や発言内容等
プレゼンテーション 35%
プレゼンテーション 20%
最終プレゼンテーション 15%
【テキスト】
「証券投資 下」、東洋経済、ツヴィ・ボティー、アレックス・ケイン、アランJマーカス
堀内昭義訳
【参考文献】
“Financial Modeling” Simon Benninga 2nd
Edition
“Options, Futures, and Other Derivatives” 6th
Edition
“Multinational Business Finance” David K.
Eiteman, Arthur I. Stonehill, Michael H. Moffett
“Modern Portfolio Theory and Investment Analysis”
Martin J.Gruder, Stephen J. Brown, William N. Goetzmann, Edwin J. Elton
【備考】
また、テキストや参考文献の他に、ケース・論文などの配布資料が別途必要である。講義内容とプレゼンテーションのタイトルが一致する講義コマは、前講義の理解を深めるためのものである。また、授業の進行状況、履修生の習熟度によって、シラバスの内容が若干変更される可能性がある。