11019 総合政策プロジェクト研究I・II
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必 |
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春学期 秋学期 |
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村松 久良光 |
他の科目との関連 | マクロ経済学、ミクロ経済学、経済政策論、労働経済論、総合政策I(現代企業論)、 総合政策論II(人的資本論)、総合政策論III(労働問題と政策)、経営労務論 |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 労働経済学:マクロ経済、労働市場と雇用システムの国際比較 |
講義内容 | プロジェクト研究テーマの設定理由と内容 今、最も問題になっている若年層の失業問題、女性の働き方と少子化問題、どれをとっても、マクロ経済の視点、労働市場の視点、そして企業の雇用システムを総合的に見ていくことが大事である。しかも、日本だけを見るのではなく、米国、イギリス、フランス、ドイツ、スウェーデンなどの先進諸国との比較の視点を持ち、さらに、中国、韓国、台湾、東南アジア諸国も視野に入れて研究し、日本の雇用政策を検討する上で参考にしたい。 |
学修目標 | マクロ経済と雇用システムに関して、日本と海外の主だった国について基本を理解する。次に、受講生の関心のある国について基本文献を調べて発表・討論して、プロジェクト研究III・IVにおける卒業論文の準備を行う。 |
講義計画 | a.3年次春学期では、最近の問題であり、学生にとって関心の深い「若者の働き方」をテーマとして、 熊沢誠『若者が働くとき』(ミネルヴァ書房、2006年2月)を輪読し、日本に関して理解を深め、討論する。 b.夏期合宿から10月にかけて、「女性の働き方」をテーマとして、柴山恵美子ほか編著『世界の女性労働』(ミネルヴァ書房、2005年9月)を用いて、先進諸国やアジア諸国の雇用システムを学ぶ。 c.夏期の課題として、関心のある国を1国選んで、その国の経済、労働事情に関する最初のレポートを作成する。さらに、自宅または帰省先の近くの「ハローワーク(公共職業安定所)」を訪問し、それに関するレポートも作成する。 d.3年次秋学期11月以降、提出されたレポートをもとに、さらに文献やデータを収集し、発表、討論を行い、4年次におけるカントリーレポート作成につなげていく。 プロジェクト研究I 1.オリエンテーションと自己紹介 2.『若者が働くとき』序章、発表と質疑討論 3.1章「若者労働の状況と背景」1節、4.2節 5.2章「状況のもたらす社会的影響」1節、6.2節 7.3章「若年労働 状況変革へのチャレンジ」1,2節、8.3節 9.4章「教室と職場」1,2節、10.3節 11.補章「フリーター漂流」 12.終章「いま若者たちにとって仕事とはなにか」1節、13.2節 14.まとめと夏期休暇の課題 15.定期試験(レポート) プロジェクト研究II 1.『世界の女性労働』の3章「韓国の女性労働」発表と質疑・討論 2.4章「タイの女性労働」、 3.5章「アメリカの女性労働」 4.6章「フランスの女性労働」 5.図書館文献検索研修 6〜13.各自のカントリーレポートの発表と質疑・討論、2名 14.まとめと春休みの課題説明 15.定期試験(レポート) |
評価方法 | 授業熱心度(30%)とレポートの評価(70%) |
テキスト | 熊沢誠『若者が働くとき』(ミネルヴァ書房、2006年2月) 柴山恵美子ほか編著『世界の女性労働』(ミネルヴァ書房、2005年9月) |
その他 | 受講生は、外国のうち、1、2カ国を特定し、どういう動機でその国に関して強く関心を持ったか、そして経済、社会、文化など、それに関連した本を読み、自分なりに調べ、その国はどのような経済基盤のもとで、どのような発展状況にあり、現在抱えている問題は何かなどをつかんでおくことが望ましい。将来の進路に直接結びつくわけではないが、日本および他国の経済・労働事情に関心を持ち、ある国について積極的に深く調べ、その国のエキスパートを目指そうとする学生を望む。 |