11381 国家と宗教
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜 |
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山田 望 |
他の科目との関連 | 宗教論 キリスト教概論 |
他学科履修 | 可 |
副題 | ヨーロッパ・イスラーム世界における国家と宗教を巡るアポリア |
講義内容 | 本講義の目的は、古代、中世、近世、近代そして現代に至る欧州ならびに中東世界において、国家と宗教とは如何なる関係にあり、どのような問題を孕んできたのか、歴史的に概観しつつ、両者間の根本的な問題を浮き彫りにすることである。その上で現代世界におけるキリスト教国家とイスラーム国家の緊張関係が、どのような歴史的経緯を経て発生してきたのか、そのメカニズムを探る足がかりとしたい。古代以来の国家と宗教の関係を辿ることで、政治と宗教を巡る古くて新しいアポリア(難問)に迫りたい。 |
学修目標 | 古代から近世までの、国家と宗教に係わるここの時代や地域の特徴を充分に把握し、それぞれの時代・地域の政治と宗教の係わりについて自分なりに説明し、問題点を指摘すると供にどの点で肯定的に評価できるか述べることができるようになることが学修の目標である。 |
講義計画 | 1)イントロダクション 2)メソポタミア文明における国家と宗教 3)古代エジプトにおける神官政治 4)古代エジプトにおける宗教改革 5)古代イスラエルの祭政一致と預言者 6)古代ペルシャとアレクサンダー大王 7)古代ギリシア都市国家における神々 8)共和制ローマから帝政ローマへ 9)キリスト教ローマ帝国と東西の分裂 10)イスラム国家における政教一致 11)オスマン・トルコ以後のイスラム世界 12)宗教改革と政教分離 13)中東問題における国家と宗教 14)現代における国家と宗教の問題 15)定期試験 |
評価方法 | 出席状況 20%、定期試験 80%で評価する。 |
テキスト | 毎回の授業で資料を配布する。 |
その他 |