南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
永井 英治
他の科目との関連
履修対象学科
副題 歴史資料論
授業概要 歴史学は史料を基に立論される。限られた史料からどれだけの情報を引き出すことができるか、適切な分析が行なわれなければ、議論の材料を獲得することはできない。古文書や古記録(日記)のように分析手法が蓄積されているものや、絵画史料論のように新しい分野で試みられている分析の一端を紹介し、日本史という限られた分野でも、如何に多様な分析手法と対象が開拓されているかを提示していきたい。
学修目標 日本史に関連する史料学(史料認識論)の成果を、ひとつのケーススタディとして学修し、多様な分析方法を認識する。
授業計画 1.史料と資料
2.モノとしての古文書
3.古文書の分類
4.古文書の役割
5.古文書を調べる
6.日記が伝える古文書の書き換え
7.日記を書く
8.日記を写し、利用する
9.古文書や日記を残し伝える
10.大量観察の可能性と陥穽
11.荘園絵図と古文書
12.絵巻物を読む
13.銭を数える
14.歴史資料がなくなる
評価方法 出席が20%、試験が80%
テキスト とくになし。授業中にできるだけ多くの参考文献を紹介する。
その他