24142 日本文化学演習III2
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必 |
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春学期 |
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安田 文吉 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 近世芸能文化研究 |
授業概要 | 近世(江戸時代)の歌舞伎・人形浄瑠璃作品を取り上げ、作品自体はもちろんのこと、作者・役者・観客・番付・評判記・太夫・三味線などを含めて、総合的に検討し、近世文学・近世芸能・近世文化について考える。また、歌舞伎や人形浄瑠璃は近世において人々の一番の娯楽であり、したがって農村や漁村・山村でも盛んに上演された。それらが現在地芝居として復活或いは再び盛んになりつつあるので、それらについても、芝居小屋や舞台の見学を含めて、近世芸能文化史の点から検討する。 |
学修目標 | 歌舞伎・浄瑠璃作品を取り上げ、多角的に研究することで、近世芸能文化の諸相及び日本文化の特質、さらにはその現代的意義などの一端を明らかにしたい。特に、ゼミ生による歌舞伎実演体験(顔を作り〈化粧をし〉、鬘を着け、衣裳を着、道具立ても本物を使い、下座〈三味線を含む〉も学生による生演奏)を通して、従来の研究には見られなかった研究成果を目指す。 【講義計画】毎回、2〜3人のレポーターを指定、その報告をもとに全員で検討する。 3年次の研究成果(歌舞伎上演を含む)を基に、さらに深く研究を進める。 1 本年度の演習概要の説明と演習内容の解説。 2 御園座陽春大歌舞伎上演作品の粗筋・趣向・特色・問題点についての講義(冊子形態の資料配付)。 3 学外授業の一環として、4月22日〈火〉午後4時00分開演の「夜の部」の鑑賞と研究を行う〈詳しい興行日程未定のため、予定〉。費用は、学生団体割引で3000円〈予定〉。 実際に歌舞伎を見ることで、歌舞伎の実態を考える。 4 御園座陽春大歌舞伎の研究。 5 河竹黙阿弥『青砥稿花紅彩画』の研究⑪。 6 河竹黙阿弥『青砥稿花紅彩画』の研究⑫。 7 河竹黙阿弥『青砥稿花紅彩画』の研究⑬。 8 歌舞伎の鑑賞と研究。中日劇場6月公演市川猿之助スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』の粗筋・趣向・特色・問題点についての講義(1)(冊子形態の資料配付)。 9 歌舞伎の鑑賞と研究。中日劇場6月公演市川猿之助スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』の粗筋・趣向・特色・問題点についての講義(2)(冊子形態の資料配付)。 10 学外授業の一環として、6月17日〈火〉午後4時開演の『ヤマトタケル』の鑑賞と研究を行う〈詳しい公演日程未定のため、予定〉、費用は、学生団体割引で5000円〈予定〉。 『ヤマトタケル』の趣向や筋立ての徹底研究。 11 河竹黙阿弥の研究I。 12 河竹黙阿弥の研究II。 13 夏期ゼミ調査・研究旅行先の文化財・伝統芸能(地芝居など)の予備研究I。 14 夏期ゼミ調査・研究旅行先の文化財・伝統芸能(地芝居など)の予備研究II。 15 定期試験(口述試験) |
授業計画 | |
評価方法 | 発表内容の成果と定期試験(口述試験) |
テキスト | 歌舞伎脚本・浄瑠璃正本、その他芸能文化に関する印刷物を適宜配付。 |
その他 | 夏期休暇中(例年は8月20日前後の3日間)、各地に伝わる伝統芸能・地芝居・人形芝居のうち、地域を決めて訪問、地元の伝承者との座談会や、芸能上演を鑑賞会も行い、其の地の伝統芸能の調査・研究を行う。 |