24446 中世文学研究
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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美濃部 重克 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 『平家物語』の研究 作品解読を通して |
授業概要 | 『平家物語』の世界をできる限り多面的に捉えて、それが鎌倉時代の社会をいかにリアルに反映したものであるかを明らかにする。『平家物語』は日本人がこれまでに制作した文学作品のなかで最も巨大かつ奥の深い作品のひとつである。高い山が広いすそ野を持つのに似て、『平家物語』は後世に多大な影響を与えてきた。それは文学の世界にのみとどまるのではなくて、日本人の考えかたや感じかた、また社会や政治のありかた、歴史の営みについての思いなど広い範囲に及んでいる。そうした影響力を持つ『平家物語』の作品としての奥行きを具体的に示して見せる。 |
学修目標 | 通説的な、また教科書的な理解のしかたから脱して、『平家物語』の作品世界をその時代の現実に密着させたかたちで理解させることが目標である。遠い世界の物語なのではなくて、〈今、ここに〉生きている我々の人間観、世界観そして考えかた、感じかたと同じものが作品のなかに息づいていることを示したいと考えている。 |
授業計画 | 1.『平家物語』の概説 2〜4.「罪と罰」のテーマの読みとり 5・6.「あれかこれか」に悩む人々 7・8.天変地異の意味 9・10.武者のはたらき 11・12.とむらいをする人々 13.宝剣の喪失 14.まとめをする。 以上の主題を作品に即して話す。 |
評価方法 | 筆記試験による。 |
テキスト | 高橋貞一校注『平家物語』(上)(下)講談社文庫 |
その他 |