南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
服部 裕幸
他の科目との関連
他学科履修
副題
授業概要  20世紀の英米の哲学思想においては言語についての哲学的考察(いわゆる言語哲学)が非常に(というか、極端すぎるほどに)重視された。本講義においては、言語哲学の主要な問題とその扱い方を学ぶことによって、現代の英米思想の一端を垣間見る。
学修目標  言語哲学の諸問題のいくつかの考察を通じて、言語について哲学的に考えるとはどのようなことなのか、ということを体得することを目標とする。
授業計画 今年は次のテーマについて順次考察していく予定である。
1.言語哲学とは何か?
2.言語学と何が違うのか?
3.意味は指示か?
 「独身者」と「結婚していない人」は同じ意味である。したがって、「独身者=結婚していない人」と 「独身者=独身者」は同じ意味である!何か変なとこありませんか?
4.フレーゲの提案
5.ラッセルの記述の理論
6.記述の理論批判
7.ドネランの議論
8.Q and A
9.固有名に意味はあるのか?
10.固有名と可能世界意味論
11.意味に関する検証主義
12.論理実証主義について
13.言語の体系的研究の可能性
14.Q and A
15.定期試験
評価方法  学期末に実施するテストによって評価する。
テキスト  服部裕幸、『言語哲学入門』、勁草書房 2003
 参考書については授業中に随時紹介する。
その他