51678 中級ミクロ経済学B
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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井上 知子 |
他の科目との関連 | 「ミクロ経済学」、「マクロ経済学」、「経済学のための数学」の 単位既得が望ましい。 |
他学科履修 | 不可 |
副題 | |
授業概要 | ミクロ経済学を一通り学んだことのある学生を対象に、効率的に資源配分行われていない状況をいくつか取り上げ、現実経済の完全競争モデルでは描ききれない部分を、余剰の概念を用いて説明する。テキストの第3章「資源配分の失敗と市場の質の向上」を中心に講義を進めるが、この際に必要となる数学的基礎、およびミクロ経済学の基礎のサーベイについても適宜行う。 |
学修目標 | ・与えられた経済問題を最適化問題として定式化し、それを解くことができる。 ・さらに、その問題を、「余剰」の視点からグラフを用いて説明することができる。 |
授業計画 | 1.政府の失敗1:物品税 2.ミクロ経済学の基礎知識1(余剰の概念、平均概念と限界概念) 3.ミクロ経済学の基礎知識2(主体行動の理論、厚生経済学の第1定理) 4.政府の失敗2:生産補助金 5.政府の失敗3:価格の上限や下限の設定 6.政府の失敗4:数量規制 7.政府の失敗4:国際貿易と規制 8.公共財1:公共財と費用負担、最適供給の条件 9.公共財2:受益者負担とタダ乗り 10.外部効果1:私的費用と社会的費用、市場均衡とピグー税 11.外部効果2:コースの定理 12.外部効果と環境 13.外部効果の内部化と市場の相互関係 14.情報の非対称性 |
評価方法 | 定期試験で評価する。ただし、定期試験(100点満点)の結果が60点に満たなかった場合は、確認テストの結果を考慮する。 |
テキスト | 以下の教科書の必要部分を適宜コピーして配布する。 矢野誠『ミクロ経済学の応用』岩波書店 |
その他 |