51764 特別テーマ講議(政策)B
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選 |
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夏期後半 |
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2 |
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2〜4 |
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倉澤 資成 |
他の科目との関連 | ミクロ経済学 |
他学科履修 | 可 |
副題 | 法の経済分析 |
授業概要 | 伝統的には法学が研究対象としてきた問題を、経済学(特にミクロ経済学やゲーム理論)を用いて分析するのが「法と経済学」といわれる研究分野である。この講義では、法と経済学で頻繁に使われる経済学やゲーム理論を解説しつつ、それらがどのように法や法制度の分析に使われているかを紹介したい。法と経済学の分析対象は、法律のすべての分野に及んでいるが、できるかぎり、講義の時点で話題になっている問題を取り上げてみたい。 法学とは無関係と思われる経済学や経済分析(ゲーム理論を含む)が、法や法制度といった現実的な問題にも応用でき、しかもかなり有力な方法である事実を知ってもらい、法と経済学のおもしろさ、経済学の有用性を再認識してもらえれば、講義の目的は達成されたことになる。 |
学修目標 | 第一に、「法と経済学」とはどのような学問なのかを、少なくとも二つ例をあげながら説明できるようになること。第二に、法律問題だけではなくて、身の周りのさまざまな問題に、ミクロ経済学がどのように応用できるのか、を学ぶこと。 |
授業計画 | 講義の最初に、法と経済学を勉強するのに必要なミクロ経済学の基本と、ゲーム理論(情報の経済学を含む)の基本を簡単に復習する。その後、「おもしろそうなトピック」を選択し、法学と経済学の考え方の違いや、法の機能を理解する上で経済学やゲームの理論がいかに有用かを解説したい。 |
評価方法 | 基本的には、講義の最後に実施する予定の試験の結果で評価するが、講義中の受講生への質問への積極的な受け答えも評価に加える。 |
テキスト | 未定。 |
その他 |