81178 現代社会と刑法各論B
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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水留 正流 |
他の科目との関連 | 刑法総論、刑事政策、刑事訴訟法 |
他学科履修 | 可 |
副題 | 社会的法益及び国家的法益の保護と刑法、現代社会と刑法各論 |
授業概要 | 刑法各論とは、個別の犯罪類型の成立要件の検討を内容とする学問分野である。本講義では、社会的法益及び国家的法益に対する罪——放火、偽造罪、風俗犯、公務執行妨害、賄賂罪等——について、刑法第2編「罪」に規定される犯罪を中心にして、検討を行う。 また、現代社会においては、社会の変化や技術の進化に伴って新たな規制を設ける際に、しばしば処罰規定が設けられている。このような刑法的規制は非常に広い範囲にわたるものであるが、本講義では、時間の許す限り、こうしたものを紹介して、現代社会における刑法の機能について検討したい。 |
学修目標 | 社会的・国家的法益に対する罪の成立要件の検討を通じて、現代社会において、刑法が社会や国家の保護に対してどのような機能を果たしているかを理解する。 |
授業計画 | 1.イントロダクション 2.公共危険犯 3.偽造罪(1)総説;通貨、印章 4.偽造罪(2)文書 5.偽造罪(3)有価証券、支払用カード 6.風俗犯 7.公務執行妨害 8.司法作用に対する罪 9.職権濫用、賄賂罪(1) 10.賄賂罪(2) 11.現代社会と刑法各論(1)近時の刑事立法の概観 12.現代社会と刑法各論(2)生命倫理、先端科学技術と刑法 13.現代社会と刑法各論(3)環境刑法 14.現代社会と刑法各論(4)営業秘密と情報 |
評価方法 | 筆記試験の結果により評価する。 |
テキスト | 西田典之『刑法各論(第4版)』(有斐閣、2007年)及び『刑法判例百選II各論(第6版)』(有斐閣、2008年発売予定) |
その他 |