00536 政治・経済と人間の尊厳6
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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阪本 俊生 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 監視社会化、プライバシー、個人の尊厳について。 |
授業概要 | 社会学的な視点から、近代社会における個人の尊厳や聖性とプライバシーおよび監視社会化について考察する。全般に理論的で抽象的な内容となるが、映画なども活用しながら講義をすすめたい。 |
学修目標 | 個人の尊厳および、近代社会における個人の聖性とは何かについて、E.ゴフマンを中心とする社会学の視点から学ぶとともに、現代の監視社会化とプライバシーの意味について、人間の尊厳という観点から理解する。 |
授業計画 | 講義はつぎのような構成となる。 I相互作用儀礼と個人の尊厳。 1 近代社会と人格崇拝。 2 フェイスワークと儀礼的相互作用について。 3 スティグマについて。 II個人の尊厳とプライバシー 4 個人の尊厳、相互作用儀礼とプライバシー。 5 演技する個人とプライバシー・・・あるいは演技と聖性。 6 『トゥルーマン・ショー』のプライバシー。 7 情報化社会と自己のアウトソーシング・・・だれが私をつくるのか?。 8 『ガタカ』とプライバシー III監視社会化と個人の尊厳。 9 フーコーのパノプティコンと近代の主体・・・フーコーの主体批判について 10 ビッグブラザー、パノプティコンからユビキタス的監視社会へ。 11 アサイラム(全制的施設あるいは完全管理施設)について。 12 監視社会化とプライバシーのシステムにおける配置の問題。 13 現代社会と聖なる個人の行方・・・聖化かそれとも脱聖化か。 14 その他。 |
評価方法 | 学期末の筆記試験および出席状況。 |
テキスト | 参考文献として 阪本俊生、『プライバシーのドラマトゥルギー』、世界思想社、1999。 |
その他 |